このページでは、以下のコンパイラでSDL + OpenGLを使った開発を行う際の基本的な設定に関して説明する。
- Microsoft Visual C++ 6.0 (Service Pack 5を当てていることが望ましい)
SDL + OpenGLによるプロジェクトを構築する前に、 まずはSDLを使えるようにVisual C++の設定を変更しなければならない。 SDLのインストールディレクトリには、include・libというディレクトリが存在する。 「ツール」⇒「オプション」⇒「ディレクトリ」の インクルードディレクトリ・ライブラリディレクトリにそれぞれこれらのディレクトリを追加しよう。
「ファイル」⇒「新規作成」⇒「プロジェクト」のWin32 Applicationで新しいプロジェクトを構築する。 作成するアプリケーションの種類として「空のプロジェクト」を選択する。
ここでは「プロジェクト」⇒「設定」以降の操作を説明する。
- まずはSDLのライブラリをリンクするように設定を変更する。
- 使用するランタイムの設定を変更する。
「リンク」のオブジェクト/ライブラリ モジュールを opengl32.lib glu32.lib SDL.lib SDLmain.libに変更する。 初期状態ではkernel32.lib user32.libなどが書かれているが、 これらをすべて削除してしまってもかまわない。 また、SDL_image, SDL_mixer, SDL_ttfなどを使う場合は、 それぞれSDL_image.lib, SDL_mixer.lib, SDL_ttf.libをここに追加する。
「C/C++」⇒「カテゴリ:コード生成」の使用するラインタイム ライブラリを、 設定の対象がWin32 Debugの場合はマルチスレッド(DLL,デバック)に、 Win32 Releaseの場合はマルチスレッド(DLL)に設定する。